嗚呼 花の礼文と利尻山2012/07/01 12:43

6月24日~29日
 中高年の憧れの礼文島と利尻島に行ってきました。一番の気がかりだった天候にも恵まれて、楽しい山旅が出来ました。

日程の概略

24日(日)晴れ時々曇り   歩行時間:約2時間
 羽田ー新千歳ー利尻空港  飛行機からは利尻山がはっきり見えたが、飛行場のある北側にある滑走路に回り込むとガスの中で見えなくなった。 宿から迎えに来てもらい、荷物を預けて鴛泊港で降ろしてもらい、午後2時ごろより、ペシ岬夕陽の丘展望台などを見て廻り、そのまま歩いて宿に入る。昨日までは雨が降っていたが今日の昼から晴れてきたとのこと。 この宿には温泉があり、ゆっくり浸かってからまず一杯。ウニやイクラなどの海産物が一杯の夕食でした。

25日(月)晴れ       歩行時間:約3.5時間
 7時にタクシーで北麓野営場(利尻富士登山口)まで行き、ポン山ー姫沼コースをハイキング。ポン山への登山途中からは利尻山の雄姿が青空をバックにきれいに見える。姫沼にて沼に写る逆さ富士を撮りたかったが、風があり、くっきりの逆さ富士は無理。
 そして昼のフェリーにて礼文島に渡り、レンタカーにて北方面のスコトン岬や江戸屋山道、そしてレブンアツモリソウの群生地などを観光。今年は寒さが続き、例年なら見れないレブンアツモリソウが、まだいくつか咲いていた。我々にとっては大変ラッキーなことである。

26日(火)晴れ      歩行時間:約6時間
 バスで香深井に行き、そこから礼文林道コースを歩く。コースの途中からから礼文滝へ往復する道があるが、その途中にハイジの丘があり、ちょっとしたお花畑があるので、是非寄って行くように宿から紹介された。(往復1.5時間)
そこの花畑にレブンウスユキソウが咲いていた。期待していなかったので感激の対面となった。なお、礼文林道コース上にあるレブンウスユキソウ群生地では、やはり開花が遅れ、蕾の状態で花が開いていない。ハイジノ丘で見れて良かった。
 礼文林道コースから、そのまま桃岩コースをハイキング。さすがに花の礼文島を代表するコースであり、お花畑の連続で見ごたえがある。ここには、エゾノハクサンチドリ、レブンシオガマ、レブンキンバイソウ、エゾカンゾウ、チシマフウロ、イブキトラノオ、ミヤマオダマキ、などなどの高山植物が咲き乱れている。
元地灯台を経て知床からバスで香深に戻り、日帰り温泉の礼文うすゆきの湯にゆっくり浸かり、宿の迎えの車で戻った。
一日中の晴天で、終始、利尻富士山がくっきり見えていた。

27日(水)晴           歩行時間:約3.5時間
  路線バスで内路まで行き、礼文岳の登山往復コースを往く。礼文岳は標高490mだが、ほぼ海岸から登るので、その標高差分を登ることになる。2時間ほどで山頂に着いたが、やはり礼文島で一番高い所であるから、その展望は360度で、礼文島はすべて見渡せる。そして、利尻島はぽっかりと海に浮かんでいる。ゆっくり下山して、路線バスで香深に戻り、昨日と同じように礼文うすゆきの湯にゆっくり浸かり、お土産屋を回って、土産を買い、宿の迎えの車で戻った。

28日(木)晴のち時々曇り   歩行時間:約2.5時間
  午前中は、元地港までタクシーで行き、観光をしながら、花を探して、エゾスカシユリを見つけ感激したりしながら、桃岩トンネルをくぐり、香深港までハイキング。
 そして、開店時間に合わせて、元祖、ちゃんちゃん焼きの店で、新鮮なホッケを焼いてネギ味噌で食べるチャンチャン焼きとウニなどの海鮮たっぷりの磯ラーメンで早めの昼食。確かに美味しかった。
  午後のフェリーで利尻島に渡る。レンタカーを翌日昼までの24時間借りて、利尻島一周の観光コースをドライブ。そして宿の温泉で汗を流す。

29日(金)晴          歩行時間:約3.5時間
  早めの朝食後、レンタカーで利尻山の登山口へ。10分ほど先の甘露泉水で水を補給して、いざ、利尻山へ。と、言っても山頂ではなく、6合目にある第1見晴らし台まで。
  一昨日前に登った礼文島の最高点の礼文岳を見たり、2日目に登ったポン山などを眺めながら最後の景色を楽しんだ。そして、登山口へ戻り、下にある日帰り温泉の利尻富士温泉に入る。この温泉の露天風呂からは利尻山が眺められる。1時間以上もゆっくり浸かり、昼食を取って、レンタカーで利尻空港に行き、レンタカーはここで乗り捨て。 14時10分離陸して帰宅の途へ。

以上の通り、天候に恵まれて、楽しい山旅が出来ました。また、毎日、良く歩きました。お陰でたっぷり御馳走を食べたにもかかわらず、体重はあまり変わらず。
 写真も沢山撮りましたが、少しだけ載せます。

 ↓姫沼からの利尻富士

 ↓レブンシオガマ
 

  ↓チシマ風露

  ↓レブンアツモリソウ

  ↓レブンウスユキソウ

 ↓桃岩コースから猫岩

  ↓エゾスカシユリ

 ↓利尻空港からこの飛行機で帰宅の途へ