奥鬼怒温泉と鬼怒沼2016/07/14 15:17

7月10-12日 天空の湿原「鬼怒沼」へ

 7月上旬はまだ梅雨時ではあるが、高山植物が多くなる時期でもある。
天気予報では、奥鬼怒方面は三日間ほど天気が続きそうだと判り、家内の都合も、ちょうどこの三日間が空いていた。 今しかない!行くぞ~!
 いつもながら、前日に決めて、宿の手配をする。

7月10日(日) 晴れ
 朝6時頃に家を出て、10時前には、女夫渕の駐車場に着いた。ここからは、奥鬼怒温泉郷まで、2時間半ほど歩いていく。
 ルートは下記。


 コースは遊歩道となっており、奥鬼怒温泉郷から降りてくる人とすれ違う。
途中で道の脇で昼食をとっている間も、釣りをする人なども挨拶して通っていく。

 「八丁の湯」まで順調にきて、時間もあったので、日帰り温泉に寄った。すべて露天風呂で透明の湯。ゆっくりとつかって、冷たいコーラで喉を潤す。

 滝見の湯 上の湯舟からは滝も間近

八丁の湯



今日の宿の 「日光澤温泉」には2時半頃に着いた。
 ここは、山小屋である。しかし、かけ流しの温泉が溢れている。内湯もあるが、外の上の段には透明な温泉、下には乳白色の濁り湯がある。




 客は登山者である。中には尾瀬の大清水から登って来た人もいた。山小屋であるから、夕食も早いが、朝食も6時と早い。



7月11日(月) 晴れ
 朝風呂は当然パス。 朝食後、7時過ぎには鬼怒沼を目指して出発。
 最初の標高差400mほどの急登を過ぎれば、だんだんと緩やかになり、樹林帯から開けた草原に出る。憧れの天空の草原 「鬼怒沼」である。


ルートは下記



 ここ「鬼怒沼」は、尾瀬よりも600mほど標高が高い、日本一高い処にある湿原であると聞いた。
 草原一面に白いワタスゲが迎えてくれ、キンコウカをはじめ、写真のような美しい花が咲き誇っていた。


タテヤマリンドウ

ヒメシャクナゲ  ⇒ピンクの花は1cmもない小さいもの


サワラン(「あさひラン」とも呼ぶらしい)
 
 
 快晴である。高い青空の中で、南側の草原の向こうに「日光白根山」が見え、反対の北西側の草原の向こうには尾瀬の「燧ケ岳」が見える。
 ここに居ると、奥鬼怒の山の稜線上にあるこの高層湿原と一緒に、浮かんでいるような感じがした。まさに天空の湿原であった。

 燧ケ岳

 日光白根山


 ゆっくりと宿のおにぎりなどの昼食を頂き、コーヒーも飲んで一服。鬼怒沼の雄大な景色と静けさを独占。

 怪我などしないようにゆっくり下山して、午後2時半頃には「加仁湯」に着いた。
この宿も、自慢の源泉かけ流しの白い濁り湯である。良くポスターなどに使われている湯舟は第3露天風呂です、と紹介された。源泉は異なる泉質が5本あるとか。




 部屋でお茶を飲んでから、早速、第3露天風呂へ。貸し切り状態であったが、湯が熱くて入れない。それに透明である。まだ、掃除が終わって湯を入れたばかりのようである。他の熱くない湯舟を探して、結局は内湯にて汗を流して、まずは一息。

 夕食後に第3露天風呂へ行ったら、適温になっていて、しかも、白い濁り湯となっていた。夜空の星を眺めながら、ゆっくりと温まった。

ここが、第3露天風呂  雰囲気は良い




7月12日(火) 晴れ
 朝風呂は、何か所も回って、いろいろな温泉を楽しんだ。
 この宿の宿泊者は、女夫渕の駐車場との間の送迎バスが使える。若旦那の運転で送ってもらった。 来る時は2時間半ほどの歩きであったが、バスは20分ほど。

 駐車場を出てから10分ほどの「川俣温泉」に、120℃の温泉を噴き上げると言う 「間欠泉」を見るのに立ち寄った。噴泉橋の上から下の鬼怒川渓谷を見ながら、30分ほど待って、もう帰ろうか! と、言っていたら、突然、轟音と共に熱水が噴き上がってきて、橋の上まで霧のようになって降ってきた。水滴を浴びながらカメラのシャッターを何度か押した。




 宿の朝食でお腹が一杯なので、そのまま、直行。午後3時頃には帰宅。

 梅雨の貴重な晴れ間に、念願の野性味あふれる源泉かけ流しの白濁露天温泉と600m以上も登った稜線上の高層湿原の可憐な花々と、周りの百名山の山々の景色を堪能できた。
 来年は70歳の誕生日に、また、どこかの山に、夫婦で登れれば良いのだが・・・。




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