蔵王と温泉2015/03/26 13:50

3月26日ー28日
 蔵王の樹氷を見に行きたいと思っていたが、その最盛期の2月は、やはり天候は厳しい。やっと、安定しそうなこの時期になってしまった。

26日 天候は晴れ
 朝4時半に家を出て、10時半頃に蔵王温泉についた。少し雲はあるが、まずまずの天気。まず、昼食をと思ったが、周りの店はクローズ!平日は人も少ない。
 中央ロープウェイの鳥兜山頂レストランで食事がとれると聞いて、ロープウェイに乗り込む。スキーヤーばかりだが、シニアが多い。
 昼食後、さっそく、スノーシューをつけて、明日の足慣らしに五郎山へ。手前の三郎山まではスキー場の脇を行き、その先からはトレースがないものの、視界は良いので方向を定めて樹林帯を適当に進む。
 最近降った新雪を踏んでいくのは気持ちが良い。まだ、霧氷がついている木々はきれいだ。差し込む光に輝いている。 しかし、南側へ行き過ぎて谷に近づいたので、稜線のほうに少し戻り、そこからは、急な斜面を避けて五郎山の西側稜線から登っていく。ここは雪庇が北側に張り出しているので注意。

五郎山の肩、雪庇に注意


 久しぶりのスノーシューであったが末子も頑張って、踏み跡のない山頂へ立つ。
後ろの地蔵山の雪山を背景に、ひっそりと山頂の標識があり、それなりの達成感がある。

山頂に立つ。後ろは地蔵岳

頂上は樹林が切れて吹きさらしで、やはり寒い。明日はあの地蔵山に登るぞと言って下山開始。稜線の雪庇を気にしながら樹林帯を下る。
 山頂レストランで、コーヒーなどを飲みながら五郎山を眺め、一服してからロープウェイで駐車場へ。

奥が五郎山、右側は三郎山(下はスキーコース)

 宿は、歩いても5,6分のところ。チェックイン前だったが部屋に入れ、そそくさと蔵王温泉の硫黄の匂いに包まれて白い温泉につかる。 あー、これが良いのだ。

山行記録は次をクリック





27日 天候は快晴だが風が強い
 宿から車で蔵王山麓ロープウェイ駐車場へ。ここから2つのロープウェイを乗り継いで、地蔵山頂駅まで一気に高度を稼ぐ。ロープウェイに乗っていても風の音が気になっていたが、籠から降りると風が吹き抜ける。
 気温ー4℃、風速14,5メートル。やはり、天気予報の通りであった。

山頂駅の先の、首まで掘り起こされた 地蔵尊 にお参り

 二人で準備を始めると、上から降りてきた人がいて、風が強いから途中から降りてきたと言っている。どうしようか・・・。
でも、この快晴のチャンスは逃せない。ヤッケをかぶり、ゴーグルをつけた。

スノーシューを履いて出発。地蔵岳の肩に近づくと、その展望に心も弾む。飯豊連峰、朝日連峰、月山など、そして遠くには鳥海山までが目に飛び込んでくる。そして、なんとなく松島方面の海までが見える。

稜線を避けてトラバース 風が造形した雪紋が美しい


 強い風の中を稜線沿いの夏道を避けて、トラバース気味に登っていき、やっと、熊野岳避難小屋に着いた。ここからは御釜が見えるが、底の方までは見えない。
そして、刈田岳もその白いピークを見せてくれていた。


御釜の奥に刈田岳も  絶景である


 
 テルモスの暖かいお茶を飲んで、下山開始。地蔵岳の肩を下ると月山がひときわ大きく迎えてくれるような気がした。 満足の雪山ハイキングでした。

強風の中 頑張る末子さん

月山が出迎えてくれる

 山頂レストランで、ココアやあんまん、ラーメンを注文して、山では食べれなかったおにぎりも一緒に食べて、やっと一服。
 ロープウェイで降りて、この日は、青根温泉の宿へ。

山行記録は次をクリック


28日 天候は晴れだが風が強い  
 宮城蔵王のすみかわスキー場から、烏帽子岳に行けるところまで登る予定だったが、風も強そうなので、パスとなった。
 一路、東北道を東京方面へ。 15時過ぎには、無事帰宅。